こうゆう映画が見たい！を見つける映画紹介
今回は、「手持ちカメラ・ビデオログのようなPOV映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう！
手持ちカメラ・ビデオログのようなPOV映画（SF編）
視聴者に映画を疑似体験させ、臨場感たっぷりの映像とするPOV（point of view）映画。そんな数あるPOV映画の中でも、手持ちカメラで映す、まるでドキュメンタリーやビデオログのようなリアルさを持つSF映画を集めました。
ただ、個人的にホラー映画がなど怖いものが苦手なので、今回はホラー映画が苦手な人も見れるような映画を厳選してます。
1｜アポロ18号
公開年：2011年
製作国：アメリカ合衆国、カナダ
上映時間：86分
監督：ゴンサーロ・ロペス＝ガイェゴ
出演：ライアン・ロビンズ、ロイド・オーウェン、ウォーレン・クリスティ、ほか
あらすじ
1961年から計6回の有人月面着陸に成功したNASAアポロ計画。しかし17号の飛行を最後に、20号まで予定されていた計画を打ち切ることを決定。そして2011年、存在しないはずのアポロ18号のミッションの一部始終が記録されていた秘蔵映像が、ネットの片隅で偶然発見されることになる。
人類初の月面着陸を成し遂げたNASAのアポロ計画。17号で終了したこの計画には実は続きがあった、というが本作のプロット。
どこかの陰謀論のようなストーリーは胡散臭いですが、逆にそのあおりで見たくなってしまうような作品。当時のようなざらついた映像で描くモキュメンタリーは、陰謀論好きだけでなく、SF好きも引き付けてしまう魅力を持っています。
宇宙版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』ともいえる本作は、低予算ながら完成度が高く、怖さよりも興奮が買ってしまうような一本です。
2｜プロジェクト・アルマナック
公開年：2015年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：106分
監督：ディーン・イズラライト
出演：ジョニー・ウェストン、ソフィア・ブラック＝デリア、サム・ラーナー、アレン・エヴァンジェリスタ、ほか
あらすじ
MITに入学を許可されたが学費の工面に苦心する秀才デヴィッドは、幼いころの誕生会を録画したビデオを発見する。なんとその映像には、一瞬だが現在の彼の姿が映り込んでいた。仲間たちと真相を探る中で、彼は亡父の作業場からタイムマシンの核となる部品を発見。マシンを完成させた彼らは過去へと戻り、好き放題に過去を改変し始めるのだが…。
『トランスフォーマー』シリーズなどのマイケル・ベイが製作に携わったファウンドフッテージ形式のSFサスペンス。学生たちが大きな出来事に巻き込まれていく様子は『クロニクル』的でもあります。
ひょんなことからタイムマシンを手に入れて、過去に戻り宝くじなんかで大儲け、という誰もが一度は考えたことがあるようなロマンのあるストーリー。
そこから始まる『バタフライ・エフェクト』のような連鎖反応も含めて、好きな人には刺さる映画です。
多少ご都合主義的な部分もありますが、そこは脳で補完。誰かのカメラで映したような臨場感あふれる視点で、夢のタイムトラベルをリアルの体験できる作品となっています。
『プロジェクト・アルマナック』はアマゾンプライムビデオで配信されています
3｜クローバーフィールド/HAKAISHA
公開年：2008年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：85分
監督：マット・リーヴス
出演：マイケル・スタール＝デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン、リジー・キャプラン、T・J・ミラー、ほか
あらすじ
東京への栄転が決まった若手ビジネスマン、ロブのための送別パーティーが開かれる。だが、アパートは突然、激しい揺れと爆音に襲われ、アパートの前の通りに出ると、自由の女神の頭部が飛んできて道路のアスファルトの上に転がり落ちてきた。
何者かの侵略を受け、自由の女神の頭が飛ぶほどの危機が起きているにもかかわらず、ただ逃げ惑うばかりで何が起きているかは一切明かさないという奇抜な宣伝で大ヒットとなった本作。
『M:I:3』や『スターウォーズ』シリーズを手掛けたJ・J・エイブラムスが製作で参加。彼の秘密主義的側面が、正体のわからない脅威を描く今回の映画には最高にマッチしています。
全編が手持ちのビデオカメラで撮影され、かつての怪獣映画を主観視点で楽しめる本作の迫力や臨場感は圧倒的で、まるでアトラクションのような体験ができる作品となっています。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
4｜ダイナソー・プロジェクト
Moonlighting Dino Productions 2011
公開年：2012年
製作国：イギリス
上映時間：83分
監督：シド・ベネット
出演：マット・ケイン、リチャード・ディレイン、ピーター・ブルック、ナターシャ・ローリング、ほか
あらすじ
動物学者で冒険家のジョナサン・マーチャント率いる英国未確認生物調査隊を乗せたヘリコプターが、コンゴの秘境で突然消息を絶ち、調査隊が記録していた映像が発見される。その映像には、調査隊が絶滅したはずの恐竜たちに遭遇する様子が映し出されてた。
モキュメンタリー系のロスト・ワールド。これまで、魔女、霊現象、ゾンビ、テロなどがPOVでは主流でしたが、今回は恐竜ということですごく新鮮です。恐竜が現代まで生きながらえていた、超常現象ではないのでSFジャンルに入れさせてもらいました。
もともとリアルなPOV方式での撮影に加えて、南アフリカのジャングルでロケを敢行し、様々な恐竜たちとの遭遇を迫力たっぷりに描いています。
等身大で見る恐竜や出現のシチュエーション、ルックスもまた新鮮で、多くの恐竜映画とはまた違った作品であることは間違いありません。
『ダイナソー・プロジェクト』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
5｜エウロパ
公開年：2013年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：91分
監督：セバスチャン・コルデロ
出演：シャールト・コプリー、クリスチャン・カマルゴ、アナマリア・マリンカ、ミカエル・ニクビスト、ほか
あらすじ
木星の衛星エウロパの地下に隠されていた海が見つかり、単細胞生命が存在する可能性が報告される。太陽系初の地球外生命を見つけるため、宇宙探索会社エウロパ・ベンチャーズは6人の調査員を派遣するが、宇宙船が故障し、通信は断絶。最悪ので、6人の宇宙飛行士たちは調査を進めるが…。
エウロパとは月よりも少し小さい、木星の第2衛星です。実際に内部海が存在するという仮説が立てられており、水蒸気の噴出も検出。太陽系の中で最も生命が存在する確率が高い場所の一つとして注目を集めています。
好奇心を掻き立てられるような星で一体何が待ち受けているのか。探求心旺盛なクルーの見せてくれる衝撃的な映像に注目です。
また本作はPOV映画とは言いつつ、手持ちカメラに加え船内外の固定カメラの映像も多用。それがさらにリアリティを向上させ、まるで秘蔵映像を見ているかのような感覚になります。
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