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今回は、「クラシック・ロックバンドの伝記映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう!
クラシック・ロックバンドの伝記映画
1|ボヘミアン・ラプソディー
公開年:2018年
製作国:イギリス、アメリカ合衆国
上映時間:134分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック、ルーシー・ボイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ほか
あらすじ
1970年代初頭のロンドン。音楽好きのフレディはブライアン、ロジャーらと出会い、バンド“クイーン”を結成。レコード会社と対立するなどの問題も起きるがバンドは世界的人気を獲得していくが、フレディと他のメンバーとの間で不協和音が生じるようになる。さらにフレディはエイズにかかってしまうが、あるライブをきっかけに彼らは友情を取り戻す。
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを、『X-MAN』『ワルキューレ』のブライアン・シンガーが描いた力作。
クイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用し、数々の名場面を再現。主演のレミ・マレックはまさに完璧ともいえる熱演でフレディを再現し、知られざる姿に迫ります。
1985年、“ライブエイド”での約20分のステージを再現したクライマックスは圧巻。第76回ゴールデングローブ賞では2部門受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞ほか4部門を受賞した大ヒット作です。
『ボヘミアン・ラプソディー』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
2|エルヴィス
公開年:2022年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:159分
監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨングヘレン・トムソン、ほか
あらすじ
1935年、米南部ミシシッピ州の貧しい家に生まれたエルヴィスは家族とともにメンフィスに引っ越す。そこでプロ歌手としてデビューすることに成功し、彼が確立に貢献したジャンル”ロックンロール”の盛り上がりを受け、国民的歌手の座に到達。だがマネージャーとの関係は良くなく、エルヴィスは心身ともに問題が続く。
”キング・オブ・ロックンロール”と称されるエルビス・プレスリーの人生を、『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督が映画化。
当初はまだ音楽界の主流でなかったジャンル、ロックンロールの確立に貢献しスターとして人気絶頂のなか若くして謎の死を遂げたプレスリーの物語を、「監獄ロック」など誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて描きます。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の若手男優オースティン・バトラーがエルヴィス役を熱演し、名優トム・ハンクスがエルヴィスのマネジャー役で支え、第95回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞ほか計8部門にノミネートされました。
『エルヴィス』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
3|アイム・ノット・ゼア
公開年:2007年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:136分
監督:トッド・ヘインズ
出演:クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ほか
あらすじ
1959年、放浪の旅に出た黒人少年ウディ。1960年代のNY、社会派フォークの世界に新風を吹き込むことになったジャック。1965年、フォークの世界から決別してロックの革命児へと変貌を遂げたジュード。それぞれの異なる6人の主人公が、6つのドラマを繰り広げる。
『エデンより彼方に』などの鬼才トッド・ヘインズが、構想から7年をかけて挑んだボブ・ディランの伝記映画ですが、その構成は類を見ない異色さを放ちます。
ボブ・ディラン1人を一人の俳優が演じるのではなく、ボブ・ディランの様々な側面を投影した6人の人物を6人の俳優がそれぞれ好演。
クリスチャン・ベイル、リチャード・ギア、ヒース・レジャーら人気俳優らの熱演ももちろん見事ですが、ケイト・ブランシェットの成り切りぶりには目を見張るものがあり、演技の面でもとても見どころのある作品です。
4|イングランド・イズ・マインモリッシー,はじまりの物語
公開年:2017年
製作国:イギリス
上映時間:97分
監督:マーク・ギル
出演:ジャック・ロウデン、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジョディ・カマー、ほか
あらすじ
1976年、マンチェスター。高校を中退したモリッシーは、ライブハウスに通いバンド批評を音楽紙に投稿する日々を送っていた。家計を助けようと就職したものの職場になじめない彼にとって、詩を書くことが唯一の慰め。そんなある日、美大生のリンダーと出会ったモリッシーは、彼女の後押しもあってバンドを結成することに。
痛烈な言葉と独自の音楽性で1980年代イギリスの音楽シーンを席巻したバンド”ザ・スミス”の結成前夜をそのボーカリスト、スティーブン・モリッシーを中心に描いた青春音楽映画。
『ダンケルク』のジャック・ロウデンが若き日のモリッシーを演じ、苦悩と挫折を乗り越えながらミュージシャンとしてのアイデンティティを確立するまでを描き、『ダウントン・アビー』のジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、『キリング・イヴ/Killing Eve』のジョディ・カマーなど旬なキャストも集結しています。
落ち着いた雰囲気の中、70年代を代表するニューヨーク・ドールズ、ロキシーミュージック、セックス・ピストルズ、モット・ザ・フープル等様々なアーティストの楽曲が本編を彩っており、音楽ファンにもお勧めの一作です。
『イングランド・イズ・マインモリッシー,はじまりの物語』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
5|ドアーズ
公開年:1991年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:140分
監督:オリバー・ストーン
出演:ヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ケヴィン・ディロン、フランク・ホエーリー、ほか
あらすじ
1965年、カリフォルニアのヴェニス・ビーチ。UCLAの映画科に通うジムはパムと出会い、強引にアプローチして付き合い、ジムは詩や歌を作り始め、友人レイ・マンザレクに聞かせていた。ジムとレイはロビー・クリーガー、ジョン・デンズモアと共にバンド“ザ・ドアーズ”を結成し、ナイトクラブでの演奏を開始する。
伝説的のロックグループ”ザ・ドアーズ”のヴォーカリストだったジム・モリソンの半生を描いた伝記映画。ジムをヴァル・キルマー、パムをメグ・ライアン、レイをカイル・マクラクラン、ロビーをフランク・ホエーリー、ジョンをケヴィン・ディロンが演じています。
タイトルは『ドアーズ』(原題も「The Doors」)ですが、これはジム・モリソンを描いた作品。ジムそっくりのヴァルとドアーズの音楽で映画を飾ります。
『ドアーズ』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
6|ラブ&マーシー 終わらないメロディー
公開年:2014年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:122分
監督:ビル・ポーラッド
出演:ジョン・キューザック、ポール・ダノ、エリザベス・バンクス、ポール・ジアマッティ、ほか
あらすじ
カリフォルニア。1960年代、人気の頂点に立ったザ・ビーチ・ボーイズだったが、新たな音を求めてスタジオで曲作りに専念するブライアン・ウィルソンと、ツアーを楽しむ他のメンバーたちの間で次第に溝が広がり、ブライアンは重圧に押しつぶされて心が折れてしまう。
アカデミー賞を受賞した『それでも夜は明ける』のプロデューサーで、本作が初監督となるビル・ポーラッドがメガホンを取り、ブライアン・ウィルソンの光と影を描きます。
屈指の人気バンド、ザ・ビーチ・ボーイズを率いて数々のヒット曲を生み出し、栄光の頂点に立つ一方、重圧と心労に押しつぶされて次第に表舞台から姿を消し、つらく過酷な一時期を過ごすこともあったウィルソン。
本作では、1960年代のウィルソンをポール・ダノ、1980年代のウィルソンをジョン・キューザックが二人一役で演じ分け、彼の多面的な人物像を浮き彫りにすることに成功。全編を彩る数々の名曲も聞き逃せません。
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
7|グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー
公開年:1989年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:107分
監督:ジム・マクブライド
出演:デニス・クエイド、ウィノナ・ライダー、アレック・ボールドウィン、トレイ・ウィルソン、ほか
あらすじ
1956年、従兄ブラウンを頼ってメンフィスにやって来たジェリー・リーは、スターを探していたサン・レコード社長に認められデビュー。ロック・スターとしてまたたく間に熱狂的な人気を得たジェリー・リーだったが、あるスキャンダルで大きな非難を浴びることとなる。
50年代、アメリカで若者たちを中心に爆発的な人気を集め、「火の玉ロック」等の大ヒットを飛ばしたロックスタージェリー・リー・ルイスの青春時代を描く音楽ドラマ。
マイラ・ルイスとミューレイ・シルヴァーの原作を基に、監督は『ブレスレス』のジム・マクブライドが務めており、脚本・音楽はジャック・バランとマクブライドの共同で担当しています。
ロックンロールと愛する妻マイラに人生を捧げた破天荒な男ジェリーをデニス・クエイドが熱演し、また13歳という若さで彼の妻になったマイラを『ビートル・ジュース』で脚光を浴びた当時18歳のウィノナ・ライダーが演じる。
8|ザ・シンガー
公開年:1979年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:119分
監督:ジョン・カーペンター
出演:カート・ラッセル、
あらすじ
1969年7月。インターナショナル・ホテルの部屋でテレビの画面を見つめる彼エルヴィス・プレスリー。妻のプリシラが訪ねてきても、どこかよそよそしく、テレビを見つめたまま。テレビでは、9年ぶりにはじまるエルビスのライブ・ショーに関するコメントを報じており、彼はそのショーのことで頭がいっぱいだった。
エルヴィス・プレスリーの少年時代から、デビューの経緯と爆発的な成功、プリシラとの恋愛・結婚、徴兵による入隊、その後の低迷と苦悩、そして1969年のラスベガスのショーでの復活までを描いたTV映画の再編集版。
2005年、そして2022年にも『エルヴィス』という題で映画が製作されていますが、本作は彼が亡くなってから2年後ということもあり、彼の持つ問題にはあまり触れずに、エルヴィスへのリスペクトや愛情が強く感じられる作品となっています。
後に名コンビになるカート・ラッセルとカーペンターの顔合わせ的な一作で、カートのもともとエルヴィスにそっくりでないながら、身のこなしや話し方などを研究し、演技力で彼になり切っている熱演には注目です。
9|バディ・ホリー・ストーリー
公開年:1978年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:113分
監督:スティーヴ・ラッシュ
出演:ゲイリー・ビューシイ、チャールズ・マーティン・スミス、ドン・ストラウド、ほか
あらすじ
1956年、保守的な田舎町のテキサス州ラボック。ラジオ放送でロックを演奏した事でバディ・ホリー、レイ・ボブ、ジェシーらは町中から非難されたが、音楽への姿勢を崩さず、デモ・テープがNYで大ヒット。メンバーはNYへ招かれ、コーラル・レコーズと契約。ツアー、人気TV番組への出演、ホリーは結婚。すべてが順風満帆に見えたが…。
ドン・マクリーンが「American Pie」で「音楽が死んだ日」と歌った日までの物語である本作は、ホリーの側からしか描かれず、社会的な評価や他の人間関係は希薄ですが、この映画の最大の魅力は、バディ・ホリーを演じるゲイリー・ビジーのチャーミングさ。
出演者が吹き替えなしで実際に演奏しているライブシーンは臨場感満点で、ホリーの曲を自分で熱唱するゲイリー・ビューシイは軽快でノリも良く、音楽映画としては見応えのある作品です。
また本作は、第51回アカデミー賞では音楽(編曲・歌曲)賞を受賞。ゲイリー・ビューシイも主演賞にノミネートされ、全米批評家協会賞を受賞しています。
10|ラ★バンバ
公開年:1987年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:108分
監督:ルイス・ヴァルデス
出演:ルー・ダイアモンド・フィリップス、イーサイ・モラレス、ダニエル・フォン・ゼルネックほか
あらすじ
ロックンロール台頭期。南カリフォルニアで高校生活を送るリッチー・ヴァレンスは、仲間と共にバンドを結成。障害を乗り越え、恋も夢のデビューも手に入れるが、音楽に迷いを感じていた。ある夜、彼はメキシコの町で「ラ・バンバ」を耳にしたことをきっかけに、一躍スターダムにのし上がるが…。
わずか17歳で死んだ伝説のロックンローラー、リッチー・バレンスの生涯を描く本作は、音楽監督をカルロス・サンタナとマイルズ・グッドマンが務めており、第45回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞にノミネートされています。
メキシコ民謡だったラ・バンバを ロックにアレンジして、最初にヒットさせたリッチーを演じるのはルー・ダイアモンド・フィリップス。その「ラ・バンバ」は大ヒットを記録し、アメリカではリッチーが再評価されました。
エディ・コクランや、バディ・ホリー、ジャッキー・ウィルソンなど、物語の本筋とは関係ないながらも、そのパフォーマンスがたっぷりと丁寧に描かれているのはうれしいポイントの一つです。
『ラ★バンバ』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています
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