こうゆう映画が見たい！を見つける映画紹介
今回は、「F1・フォーミュラカーレース映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう！
F1・フォーミュラカーレース映画
自動車レースの最高峰ともいえるF1・フォーミュラカーレース。常識では考えられないような猛スピードで行われるその世界は、まさに生死をかけた戦いであり、多くの名バトルが生まれる舞台でもあります。
技術だけでなく精神的な強さも必要なレースは人間ドラマだってとても濃厚。そして、吠えるようなエンジン音は鳥肌ものです。
今回はそんな世界に入り込み、スリルや興奮を味わえる作品を集めました。
1｜ラッシュ/プライドと友情
AND ACTION IMAGE.
公開年：2013年
製作国：アメリカ合衆国、イギリス
上映時間：122分
監督：ロン・ハワード
出演：クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド、アレクサンドラ・マリア・ララ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、ほか
あらすじ
フェラーリのドライバーとして快調なレースを続けていたラウダは、第11戦ドイツGPで大事故に見舞われる。奇跡的に6週間で復帰を果たしたラウダだったが、ライバルでもあるマクラーレンのハントにポイント差をつめられてしまい、2人の決選は、富士スピードウェイで行われる日本での最終戦に持ち越されることになる。
1976年のF1ワールドチャンピオンを争った”ジェームス・ハント”と”ニキ・ラウダ”の間に起きたドラマを、『アポロ13』『ダ・ヴィンチ・コード』等を手がけたロン・ハワード監督が描いた本作。
非常にリアルに忠実な作りで、フェラーリとマクラーレンだけでなく、ティレルやロータスの車両もしっかり作りこみ、今もなお語り継がれている壮絶なタイトル争いを映し出しています。
F1に興味がない人でも、酒好きでプレイボーイ、勝利に貪欲なハントと、科学的に分析しレースにストイック、着実に王座を狙うラウダという漫画のような正反対な二人のライバル関係を、様々なエピソードで綴る本作の人間ドラマはとても楽しめるものとなっています。
『ラッシュ/プライドと友情』はU-NEXTで配信されています
2｜グラン・プリ
公開年：1966年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：180分
監督：ジョン・フランケンハイマー
出演：ジェームズ・ガーナー、イヴ・モンタン、三船敏郎、エヴァ・マリー・セイント、ほか
あらすじ
米国人F1レーサーのピートは、グラン・プリ初戦のモナコで接触事故を起こしチームから追放さ。そのレースを制したのは、かつて彼が所属していたフェラーリで活躍するサルティ。レーサーをあきらめきれないピートはフェラーリに自分を売り込むが、門前払いされてしまう。そんな中、日本人実業家の矢村がピートの腕を買い、彼をレーサーとして招き入れる。
レース映画といえば必ずと言っていいほど名前が挙がる『グラン・プリ』。国際色豊かなF1の世界と同様に、映画内でも国際色豊かな俳優のキャスティングがなされています。
俳優がスクリーンの前の車で運転するふりをしたり、スタントマンの運転を早送りにする撮影シーンに不満だったJ・フランケンハイマー監督は、俳優を訓練させ実際にレースカーに乗せたり、本物のレーサーを起用したりしており、他の作品とは別次元の現実感が出ています。
真っ黒い画面からズームバックしていくとそれはエキゾーストパイプ。鼓膜が破れそうなブリッピングのサウンドを轟かせる映画のはじまり方は一気に心拍数が上がり、あつい60年代のF1の世界に引き込んでくれます。
『グラン・プリ』はU-NEXTで配信されています
3｜ドリヴン
公開年：2001年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：117分
監督：レニー・ハーリン
出演：シルベスター・スタローン、バート・レイノルズ、キップ・パルデュー、ティル・シュヴァイガー、ジーナ・ガーション、エステラ・ウォーレン、ほか
あらすじ
引退していた元トップ・レーサーのジョーは、旧友のチームオーナーの依頼で、次期チャンピオンの座を狙う新人ドライバー、ジミーのコーチを引き受ける。ジミーは、周囲からのプレッシャーと兄との関係に悩みながら、現チャンピオン、ボーの別れた恋人に惹かれていく。
スタローンが亡きアイルトン・セナに捧げて脚本を執筆した本作。400キロの迫るスピードのスリルや、クラッシュの恐怖、衝撃を当時の最新CGで大迫力に描いた作品。
当初はF1を舞台とする計画でしたが諸事情によりCART（アメリカを中心として開催されるフォーミュラカーの自動車レース選手権、現在はインディカーシリーズに吸収）に変更され撮影が進められました。
8か月をかけて撮影された映像は、日本を含む5か国、9本の本物のレース映像を使用しているほか、当時CARTに参戦していたドライバーやチーム関係者が多数登場しているなど非常に力の入った映画となっています。
若手ドライバーとベテランドライバーの師弟関係、そしてそれを超えた友情のストーリーは王道ながらも感動させられる一作となっています。
『ドリヴン』はU-NEXTで配信されています
4｜ヤングレーサー
公開年：1963年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：84分
監督：ロジャー・コーマン
出演：マーク・ダモン、ウィリアム・キャンベル、ルアナ・アンダース、パトリック・マギー、ジョン・マクラーレン、ほか
あらすじ
レーサーあがりの記者スティーブは、婚約者のモニカが人気レーサーのジョーと浮気しているところを目撃してしまう。怒りに燃えた彼は再びレーサーとなり、ヨーロッパ各地のレースに出場するジョーに勝負を挑んでいく決意をする。
アカデミー名誉賞を受賞し、「B級映画の帝王」の異名を持つロジャー・コーマン監督作。普段は低予算での映画制作ですが、本作はモナコにベルギー、フランス、アイルランドと、ヨーロッパ各国で実際に撮影されており、本物のF1レース会場でのロケまで行うという気合の入りっぷりです。
そんな大スケールのF1の世界で描かれる、不倫の行方、結ばれる友情など人間ドラマも充実。温かいユーモアも混ざり、さわやかな余韻が残る一作です。
ちなみに、この映画で余ってしまった予算2万2千ドルで、愛弟子であり本作の第2監督を務めたフランシス・フォード・コッポラ監督に映画を撮らせ、それがコッポラ監督のデビュー作『ディメンシャ13』となりました。
5｜ボビー・デアフィールド
公開年：1977年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：124分
監督：シドニー・ポラック
出演：アル・パチーノ、マルト・ケラー、アニー・デュプレー、ウォルター・マッギン、ほか
あらすじ
F1レーサーのボビーは、ある日不思議な女リリアンに出会う。近ごろ空しさを感じていたボビーは、刹那的で衝動的に生きる彼女に強く惹かれていくが、彼女が不治の病に冒されていること知り苦悩していく。
死と隣り合わせのF1レーサーでありながら、サーキットでも私生活でもどこかうまくいかず虚ろな生活を送る男が、不思議な女性と出会い変化していく様子をオスカー俳優のアル・パチーノが演じ切ります。
レースシーンよりも人間ドラマの比重が多めの映画ですが、それでも当時のF1のレースシーンをつなぎ合わせて作られており、6輪タイヤのフォーミュラカーも見ることができます。
F1、そしてヨーロッパを舞台にした美しいラブロマンス。当時の流行りらしくアメリカン・ニューシネマ的雰囲気を含み、主人公の心情を繊細に描いた良作映画です。
6｜レーサー
公開年：1969年
製作国：アメリカ合衆国
上映時間：123分
監督：ジェームズ・ゴールドストーン
出演：ポール・ニューマン、ジョアン・ウッドワード、ロバート・ワグナー、ほか
あらすじ
インディカー・レースで活躍するドライバー、フランクは母と一人息子とで暮らしている女性エローラと出会う。やがて２人は互いに惹かれ合い結婚する。インディ５００開催が迫った頃、フランクは最終調整に取り組んでいたのだが、エローラが彼のライバルで親友のアーディングと浮気している現場に遭遇してしまう。そんな中、レース本番を迎えるのだが…。
レースに不倫、先に紹介した映画と同じ？ではないのでご安心ください。69年に公開された本作はカーレース映画の先駆的作品であり、映画のためにプロドライバーから指導を受けた主演のポール・ニューマンは自身もプロドライバーとしてデビューするまでになりました。
そしてその指導をしたのが、インディの優勝経験者ボビー・アンサー、マリオ・アンドレッティら、さらに30数名の一流レーサーが特別出演している豪華な映画。ダウンフォースもあってないようなマシンでインディ500を爆走するレースは、カッコいいと同時に手に汗握り緊張感があります。
人間ドラマとレースのバランスも良く、アメリカの伝統的雰囲気でおおらかな感じ。気を張らずに見ることのでき、古き良き時代を堪能できる作品となっています。
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