『フランク・シナトラ』の名曲が流れる映画おすすめ14選

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今回は、「フランク・シナトラの曲が使用される映画」を紹介、今回は本人だけでなくカバーも含みます。それではさっそく行ってみましょう！

フランク・シナトラの曲が使用される映画

「ザ・ヴォイス」フランク・シナトラ

そもそもフランク・シナトラとはどんな人なのか。

彼は第二次世界大戦前の1930年代から死去する1990年代末まで、現役の歌手として活躍し多くのミリオンセラーを連発し、多くのミュージシャンに影響を与えました。
「Q誌の選ぶ歴史上もっとも偉大な100人のシンガー」では3位にランクインするなどしています。

また歌手だけでなく、俳優としても活躍しており、大作映画から、ミュージカル、コメディまで幅広く出演し、1953年には第26回アカデミー助演男優賞を受賞しています。

華やかな表舞台の半面、マフィアとの関係などの黒いうわさが生涯絶えなかったのも事実です。映画『ゴッドファーザー』でも彼のエピソードモチーフにしたものがあるほどです。
しかし1930年代から、イタリア移民かつ常にエンターテイメントの最前線に立ってきた彼にとってマフィアとは切っても切れない関係があってもしょうがないでしょう。

彼の包容力あふれる歌声は聞く者の心を動かし続け、その西端から100年たった今でも世界中で聞き続けられる世界屈指のエンターテーナーです。

1｜ジョーカー

記憶にも新しい、ジョーカーではかなり印象的にフランク・シナトラの曲が使われています。
うまくいかない「ジョーカー」ことアーサーを客観視するような「that’s life」は非常に映画とマッチしており、どこか狂っていながらもおしゃれなこの映画にぴったり。

ラストのエンドロール間際でも流れますが、この曲が余計に耳に残り、気持ちいい余韻が残ります。

『ジョーカー』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています

2｜オーシャンズ13

テンポよく、ユーモアもあり、ハラハラして、やり返す爽快感もある。超大人気のオーシャンズシリーズにもシナトラの曲が使用されています。

それはシリーズ3作目の『オーシャンズ13』、舞台は1作目に戻りラスベガスでの対決。決着がつき花火の上がるシーンで「this town」が流れます。
ベガスに始まりベガスで終わる彼らの物語にぴったりの曲となっています。

この素晴らしい余韻を感じるためにも、ぜひ1作目の『オーシャンズ11』から見てみてくださいね。

『オーシャンズ13』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

3｜スペース・カウボーイ

クリント・イーストウッド主演・監督・政策の三役を務めたこの映画、4人組のほかの3人はトミー・リー・ジョーンズ、ジェームズ・ガーナー、ドナルド・サザーランドと超豪華な映画になっています。

さらに、撮影はNASAの協力の下、発射台など本物を多く映像に収め、重厚な人間ドラマとともにリアルな撮影と素晴らしい出来の映画です。

この映画の最後で使用される「Fly Me To The Moon」は悲しくも美しいそのラストにベストマッチで、長く記憶に残ることになるでしょう。

『スペース　カウボーイ』はU-NEXTで配信されています

4｜ポーラー・エクスプレス

『フォレスト・ガンプ』や『キャスト・アウェイ』などを送り出した名コンビの、ロバート・ゼメキスとトム・ハンクスで名作絵本を映画化。なんとこの映画で、トム・ハンクスは5役もの声を担当しています。

製作には絵本の作者も参加することで原作のイメージを崩さず映像化、さらに2004年ながら、CGではパフォーマンス・キャプチャーを使用し、役者の表情を再現するなどその演技はCGの域を超えています。

このクリスマス映画ではフランク・シナトラのよる「Santa Claus Is Comin’ To Town」が流れます。この曲をシナトラが歌えばそこはもうクリスマス。それほど有名な曲ではないでしょうか？

シナトラだけでなく、ビング・クロスビーなどの曲も使用される、とても温かい雰囲気の映画です。

『ポーラー・エクスプレス』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

5｜キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン

なんと実在の詐欺師フランク・アバグネイルをモデルとしてこの映画は描かれています。2003年のアカデミー賞、およびゴールデングローブ賞にノミネートされるほどの良作となっています。

詐欺師を圧倒的美貌のディカプリオが熱演、脇役も名優で固められており、ユーモアたっぷりでコメディタッチながらも充実した人間ドラマが楽しめます。

そしてパイロットに偽装し、お気に入りのCAを選ぶシーンで流れるのが「Come Fly With Me」です。まさにぴったりの選曲。
1960年代が舞台ということもあり、その風景にとてもあっています。ほかにもこの年代の名曲がちりばめられているので、それを聞くのも楽しみの一つです。

『キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

6｜ハート・オブ・ウーマン

もしも異性の心の声が聞こえたら、なんていうロマンチックコメディ。僕の大好きな一作でもあります。恋愛あり、笑いあり、人間ドラマありの充実した内容になっています。

プレイボーイが女性たちの心の声を聴くことで、新しい価値観を気付いていくという現代にも通ずるっテーマを持った作品で、ゴールデングローブ賞にもノミネートされています。

そしてロマンチックな主人公ニックが、好んで聞く歌手がフランク・シナトラなのです。映画序盤では、レコードで「I Won’t Dance」をかけノリノリで踊るメル・ギブソンを見ることができます。ほかにも数曲サントラに収録されていますので、探してみてください。

7｜ラスベガスをやっつけろ

鬼才テリー・ギリアムが監督、ジョニー・デップが主演で、伝説のジャーナリストの同名小説を映画化した作品です。

ベニチオ・デル・トロは役のために体重を20キロも増やし、ジョニー・デップは原作者の付き人となり頭も剃って禿げ頭で仕草も完ぺきにマスターしました。

1971年らしい、サイケやカウンターカルチャー、ドラッグなどを盛り込み、登場する二人もドラッグ漬けで、赤いオープンカーを走らせ続けます。
映画内では、ボブ・ディランや、ヤードバーズ、バッファロー・スプリングフィールドなどのヒット曲が多数使用されています。

そんな映画の中で流れる「You’re Getting to Be a Habit with Me」はまさに二人にぴったりの曲といえると思います。

『ラスベガスをやっつけろ』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

8｜救命士

監督マーティン・スコセッシ、脚本ポール・シュナイダーの『タクシードライバー』を作り上げたコンビによる映画です。

スコセッシ監督の映画のなかで、最も興行的に失敗し、最も過小評価されているといっても過言ではない今作。事実、アメリカの著名な評論家は満点評価をつけていたり、ニコラス・ケイジ自身もお気に入りの出演作5本の中に入れていたりする隠れた名作と言えます。

くらいニューヨーク、いつものように緊急患者の治療にあたっているとき、その患者はお気に入りの曲を流してほしいと頼みます。その曲が「The September Of My Years」です。
落ち着いた曲調が、悲しみの広がる空間に染みわたります。

9｜ボクと空と麦畑

監督・脚本は今作が長編初となるリン・ラムジー。1999年シカゴ国際映画祭最優秀監督賞、同年エジンバラ映画祭最優秀新人監督賞、2000年英国アカデミー賞最優秀新人賞、などなど高く評価された秀作です。

少年の心情を詩情豊かにつづったこの映画、少年の母親のお気に入りとしてレコードで流すのが、「Something Stupid」です。
この曲は、フランク・シナトラとその娘であるナンシー・シナトラのデュエットで歌われています。

10｜ブレードランナー2049

その後のSFに絶大な影響を与えた伝説の映画、『ブレードランナー』の正式な続編。圧倒的な映像美で、第90回アカデミー賞では視覚効果賞と撮影賞を受賞しています。

劇中、捜査官Kがジュークボックスをかけるシーンでは「One For My Baby 」を歌うシナトラがホログラムとして登場しています。ほかにも「Summer Wind 」が使用され、シナトラ以外にもエルヴィス・プレスリーの曲が使用されたりと、一見相反する二つのカテゴリーが見事に調和しています。

壮大なスケールの近未来SFでありながら、しっとりとした雰囲気のこの映画では、クラシックともいえる曲がとてもしっくりきます。美しく儚いこの映画により彩り与えるを素晴らしい使い方です。

『ブレードランナー2049』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

11｜恋人たちの予感

監督は『スタンドバイミー』でもメガホンをとったロブ・ライナー、脚本は『めぐり合えたら』や『ユー・ガット・メール』などを手掛けたロマコメの名手ノーラ・エフロン。アカデミー賞やゴールデングローブ賞にも多数ノミネートされたヒット作です。

素晴らしい監督と脚本に加え、とってもキュートなメグとビリーの共演も重なり最高のロマンチック・コメディに仕上がっています。

そんな今作で流れるのは「It Had To Be You」。シナトラの演奏を含めいくつかのバージョンが演奏されており、曲調も歌詞もロマンチックなこの曲はまさにピッタリ。実はこの映画の題名について悩んでいた監督は、この曲にちなんでタイトルを決めたようです。

『恋人たちの予感』はU-NEXTで配信されています

12｜なんちゃって家族

『モンスター上司』でも共演したジェニファー・アニストンとジェイソン・サダイキスによる痛快ロードムービーコメディ。全米興行収入1億ドルを超えるなど大ヒットを記録した作品です。

お馬鹿で下品な話ですが、しっかりとしたロードムービーに作り上げられており、最後にはなぜか少し感動してしまう、心温まる映画です。

偽装したミラー一家が国境をけてメキシコに向かう旅で流れる、「South Of The Border」はまさに最適解の選曲ではないでしょうか。

『なんちゃって家族』はU-NEXTで配信されています

13｜シング

『ミニオンズ』なども手掛けるイルミネイション・スタジオによる長編アニメーション。バスター役のマシュー・マコノヒーをはじめとする超有名俳優らが声優を務める豪華な映画です。

題名からも分かる通り、劇場でのショー、特に歌にフィーチャーした作品なだけに新旧の大ヒット曲が60曲以上も登場します。

そして主要な登場キャラクターである、ネズミのマイクはまさにフランク・シナトラを模したような出で立ちです。真っ白なスーツと帽子に身を包み名曲「My Way」を歌いきる姿には心が震えます。

『シング』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

14｜グッドフェローズ

いわずと知れたマフィア映画の傑作『グッドフェローズ』。ノンフィクションをもとに描かれ、アカデミー助演男優賞をジョー・ペシが受賞、そのとノミネートも多数されています。

恐ろしマフィアの裏側を見事に映像化したこの作品の最後に流れるのがまたも「My Way」です。しかし今回歌うのはシナトラではなく、なんとセックス・ピストルズ。なんとも重々しいこの映画の最後には、ちょっと調子はずれな曲調ですが逆に皮肉めいて聞こえ、いい締めくくりとなっています。

『グッドフェローズ』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています