スペースオペラ、大作SF映画おすすめ10選！スター・ウォーズだけじゃない！

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今回は、「スペースオペラ、大作SF映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう！

スペースオペラ大作SF映画

スペースオペラと言えば真っ先に名が挙がるのが『スター・ウォーズ』や『スタートレック』でしょう。
知らない人がいないほど有名なので、見終わってしまった方や、既に設定がわかってしまってる方などいるかもしれません。

そこで、超大作の影に隠れてしまっている、しかし大作映画であるスペースオペラを集めてみました。

1｜ヴァレリアン　千の惑星の救世主

僕の大好きな一本でもある本作は、スペースオペラの名に恥じない超大スペクタクルなSF映画です。『スター・ウォーズ』にも影響を与えたとされる伝説的なグラフィックノベルをリュック・ベッソンにより映画化。とんでもない映像美を見ることができます。

また、冒頭からデヴィッド・ボウイの「Space Oddity」をBGMとし、人類の宇宙進出や地球外生命体とのコンタクトを描き出すシーンはSF好きにとっては鳥肌ものでしょう。実際鳥肌立ちました。
その後、超巨大化した宇宙ステーションを地球の重力圏外へ押し出したり、その惑星規模のステーションで暮らす数えきれないほどの異星人がいながらも、それぞれに個性があるのは目を見張るほど。

また、超絶イケメンのデイン・デハーンと超絶美女のカーラ・デルヴィーニュのコンビは見てるだけで目の保養。ほかにもクライブ・オーウェンなどの実力派俳優で脇を固め、リアーナも登場。ですがほとんどが異星人となっています。

まるでSF好きのための絵本。夢のような映画ですので、一度は見てもらいたい一作です。

『ヴァレリアン　千の惑星の救世主』はU-NEXTで配信されています

2｜ジュピター

『マトリックス』3部作や『クラウド・アトラス』など独特な世界観で人々を引き付けるウォシャウスキー姉妹が、オリジナルの脚本で壮大なスケールを映像化したSF映画です。

興行的には振るいませんでしたが、他の惑星を含めた宇宙規模のストーリー、待ち受ける衝撃の事実。そして、細部までこだわりぬかれた造形や小物たちは、見ているだけで楽しませてくれます。

また俳優陣も、人気のC・テイタム、M・クニスの共演や、アカデミー賞にも輝いたE・レッドメインの普段は絶対見れないような役柄にも注目です。
ハマる人にはハマる、超豪華なスペースオペラ、難しく考えずその世界観を存分に楽しむ映画です。

『ジュピター』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

3｜セレニティー

テレビドラマ『ファイヤーフライ　宇宙戦争』シリーズの劇場版である本作は、今人気絶頂の『アベンジャーズ』や『ジャスティスリーグ』シリーズでも監督を務めているジョス・ウィードンによって監督・脚本などがなされています。

ドラマの完結編的作品ですが、ストーリーは難しくなく見視聴でも比較的気軽に、見やすく作られており、たとえ内容がわからなくても、映像だけで楽しめる作品なのでご安心を。

登場するキャラクターは誰もがかっこよく、人間同士、また宇宙船同士の戦闘シーンも最高にクールな出来となっています。
地球を離れてからかなりの時が立った世界なので、多くのものがやれていい味を出しています。その世界観自体が、作り込まれており濃厚な宇宙大戦を感じられる1作です。

『セレニティー』はアマゾンプライムビデオで配信されています

4｜ジョン・カーター

ウォルト・ディズニー生誕110年記念作品。『ニモ』や『ウォーリー』などのCGアニメを手掛けてきたA・スタントンによる初の実写映画です。

原作は『スター・ウォーズ』や『アバター』にも影響を与えたという『火星のプリンセス』。どこかで見たような、という感じはこの作品が原点であるがゆえ。
ですが、19世紀から一気にSFの世界へ移るのはとても新鮮で、なめらかに動くモンスターや宇宙船はさすがのCGといったところ。

ディズニーらしく活力あふれる主人公に、夢と希望のある設定。娯楽SF大作としてだれもが楽しめる作品です。
俳優陣も、あえて人気俳優を使わず、なかなか硬派な人選で物語にも深みが出ています。

『ジョン・カーター』はアマゾンプライムビデオで配信されています

5｜スターシップ・トゥルーパーズ

『ロボコップ』でも有名なP・ハーボーベンがメガホンをとった本作は、ディズニー映画でありながらR指定を受け、まれに見る賛否両論な映画となった作品です。

さらに描かれるのは民主主義が崩壊し軍事国家となった連邦政府。その服はナチを想起させ、まさにプロパガンダ映画。作中でも多くそう言った映像が見られ、観客たちはファシズム映画だと批判しました。
興行成績も制作費の半分と成功とはいえませんが、カルト的人気があり、かのクエンティン・タランティーノ監督はこの映画の上映会を開き3時間も熱く語ったとのこと。

この映画はその世界に入り込んでみるのではなく、客観的に見る。そうすると馬鹿馬鹿しいほどプロパガンダ的見え、どれほどこの作品がシニカルか、そのすべてが一種のユーモアであるかがわかるかと思います。
また、とても印象的なバグズの大群のシーンはノルマンディー上陸作戦にインスパイアされているといわれ、オランダ出身でWW2を過ごした監督の思いが詰まった一作でもあります。

『スターシップ・トゥルーパーズ』はアマゾンプライムビデオで配信されています

6｜フラッシュ・ゴードン

聞き覚えのある「フラッシュ！アアァ～」、伝説的ロックバンドクイーンによるテーマソングで有名で、ジョージ・ルーカスはこの映画の制作の権利がなかったため自ら『スター・ウォーズ』を製作したといわれています。

あらすじの通りハチャメチャな内容で、第一回ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞にノミネートされた本作ですが、長年カルト的な人気を誇り、近年では『Ted』の主人公が大ファンで映画内に登場したこともあり再び注目されました。

アメフト選手が宇宙の大悪と戦う、セットはチープで誇張したキャラばかり。ですが、登場人物はコメディではなく大真面目にやっていて、噛めば噛むほど逆に味が出てくる、そんな面白い映画となっています。

『フラッシュ・ゴードン』はU-NEXTで配信されています

7｜スター・ファイター

84年制作の大スケールなSF映画。公開されたばかりの『グランツーリスモ』などにも通ずるプロットで、古い映画ながら大ボリュームの内容がテンポよく進むので飽きることはありません。

CGをはじめに使ったのは82年の『トロン』が有名ですが、『トロン』は仮想空間であったのに対し、本作では宇宙空間や戦闘シーンなどで、リアルなCGを本格的に導入したという点においては世界初とされています。

ただ、CGと言ってもコンピューターで作った静止画をフィルムに張るという何ともすごい労力のいるもの。そんな製作陣の苦労を感じながらも、気軽に見れるストーリーでみんなで楽しめるSF映画となっています。

8｜銀河伝説クルール

この作品もまた、先のようにSFファンタジーが量産されていたころの一作。古典的な冒険ファンタジーにＳＦの要素を付けたような映画で、槍から光線銃まで、中世的な服から未来的なものまでと今見ても新鮮なものとなっています。

中世ヨーロッパのような惑星の風景は、実際にヨーロッパ各地をいくつかまわって撮られたもの。毒々しくも美しい造形とヨーロッパの静かな森は、低予算ながらも見るものを引き付ける幻想的な映像を作りだしています。

また、ストーリーも超王道なこともあって、まるで童話を読み聞かせてもらっているような心地よさ。さらに今作では、80年代のリーアム・ニーソンも登場するので、ちょっと注目してみてください。

『銀河伝説　クルール』はアマゾンプライムビデオで配信されています

9｜ギャラクシー・クエスト

『スター・トレック』をパロった傑作SFコメディ映画。『スター・トレック』の熱狂的なファンを“トレッキー”と呼びますが、本作のジェイソン・ネズミスを演じたティム・アレン自身トレッキーであり、『スタートレック』のカーク船長の髪形や座り方、細かい仕草まで再現しています。

しかし、トレッキーでないとこの映画は楽しめないかと言われるとそうではありません。過去にすがる現状に満足していない主人公たち、そんな彼らを頼ってきた宇宙人を献身的にも救おうとする姿は胸が熱くなります。パロディでありながら、それ単体として十分に楽しめるほどの魅力が詰まっているのです。

また、SFファンの大会に始まりその大会で終わる物語は、SFに限らず何かのファンの人にはグッとくるものがあるでしょう。
オタク文化を全肯定し、映画内の俳優たちが輝きを取り戻す、なんとも映画ファンにとって心が温かくなる一作です。

『ギャラクシー・クエスト』はU-NEXTで配信されています

10｜銀河ヒッチハイク・ガイド

伝説的なSF小説である『銀河ヒッチハイク・ガイド』を、原作の世界観はそのままに、超大スケールで映画化。終始ありえないようなばかばかしい話を、大まじめにやっているSFコメディです。

宇宙一偉大なコンピューターやカルト教伝道師、イルカ、うつ病のロボット、まるではっちゃけた星の王子様のよう。
そして映像面でも、その大スペクタクルな宇宙の風景や思いつかないようなデザインの宇宙人など、目の肥えた今でも十分すぎるほどの感動を持ってみることができると思います。

理解不能なほどぶっ飛んだお話に、英国のユーモアや風刺のスパイスを効かせてる上質なコメディ。今を根強いファンがいて、考察も繰り返されている本作は「わからない！」と言って突き放さず笑いながらＳＦの世界で空想してみるのも面白いでしょう。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』はアマゾンプライムビデオで配信されています