【おすすめ歴史映画10選】19世紀以前・帆船での海戦が見れる作品

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今回は、「19世紀以前・帆船での海戦が見れる映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう！

19世紀以前・帆船での海戦が見れる映画

汽船の発達する前の19世紀以前に多く使われていた帆船。天候頼りの航海、精度の悪い大砲、劣悪な生活環境、船と船チームとチームのぶつかり合い、決して美談にしてはいけませんが、そこにどうしてもロマンを見てしまうもの。

そこで今回は、帆船同士の砲撃戦、そして乗り込んでの近接戦など、近代では見れない戦いが見れる海洋歴史映画を集めました。

1｜マスター・アンド・コマンダー

世界的ベストセラー小説を原作とした海洋歴史大作。当時の海戦や、船内での生活はこだわりのディティールで、どこに使っている変わらないほど自然なVFX、スペクタクルな映像を壮大なサウンドで支えています。

物語のほとんどが船上で、女性は1人も出てこない男たちの武骨なドラマ。オスカー俳優のラッセル・クロウや、個性派俳優のポール・ベタニーらの素晴らしい演技が光り、ほかの登場人物もはまり役で魅力的に描かれています。

日本での知名度はあまり高くないようですが、アカデミー賞では『ロード・オブ・ザリング　王の帰還』に匹敵する10部門でノミネートされるという非常に高い評価を得た作品でもあります。

『マスター・アンド・コマンダー』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています

2｜艦長ホレーショ

帆船艦隊の砲撃合戦、徐々に壊れていく船、戦いとロマンス、古き良きハリウッドと海洋冒険の楽しみがここに詰まっています。
また主演は『ローマの休日』で知られるグレゴリー・ペックが演じ、武骨で色っぽい男らしさを遺憾なく発揮。

本作は、セシル・スコット・フォレスターの海洋冒険小説「ホーンブロワーシリーズ」のうち最初に刊行された『パナマの死闘』『燃える戦列艦』『勇者の帰還』の3作を原作としており、フォスター自身も製作に参加。

「この映画は小説に忠実であり、昔ながらのヒーロー像とは異なる内省的な主人公をよく表現している」と評するなど、人物の描写がよくできている一作となっています。

『艦長ホレーショ』はU-NEXTで配信されています

3｜提督の艦隊

17世紀、英国と戦いオランダを繁栄に導いた海軍提督デ・ロイテルの活躍を描く本作は、ハリウッドで作品も多数手がけるロエル・レイネが、綿密な考証を経て作り上げた珍しいオランダ製の作品。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』をはじめとする作品で、帆船同士の一騎打ちは比較的多くありますが、本作では数十隻規模の帆船の艦隊同士の壮大な海戦が描きだされ、その大スペクタクルさはハリウッド大作にも負けません。

また船内の動きも細部までこだわっていたり、国内問題の描写、妻とのかかわりなど、非常に本格的ながらも映画的にも楽しめる作りとなっている秀作映画です。

『提督の艦隊』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています

4｜300<スリーハンドレット>～帝国の進撃～

100万ものペルシア軍を相手にたった300人で立ち向かうスパルタ兵たちの戦いを描き大ヒットした『300 スリーハンドレッド』の7年ぶりとなる続編。

陸上からに海へと舞台を移した本作は、劇画長なCGの使い方、アップダウンする撮影スピードなどで唯一無二の映像表現で、壮絶ともいえる歩兵戦を描いた一作目の迫力ある映像をさらにパワーアップ。

俳優陣は剣術の訓練をし、アルテミシアを演じたエヴァ・グリーンは数か月間毎日トレーニングをしました。また、R-15に指定されたことからわかるように、壮絶な海戦・肉弾戦を堪能できる作品となっています。

『300<スリーハンドレット>～帝国の進撃～』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています

5｜バトル・オーシャン　海上決戦

2度にわたる豊臣秀吉の朝鮮出兵を題材にし、韓国では1760万人を動員、当時の観客動員数歴代1位の大ヒットとなった歴史大作。

『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクが主演を務め、共演にも『7番房の奇跡』のリュ・スンリョン、『ファイ　悪魔に育てられた少年』のチョ・ジヌンら実力派がそろい重厚なドラマを作り上げています。

また、300隻VS12隻の軍艦同士のぶつかり合いも壮絶で、描かれることの少ないアジアでの大スペクタクルな海戦を見ることができる一本となっています。

『バトル・オーシャン　海上決戦』はU-NEXTとアマゾンプライムビデオで配信されています

6｜キャプテン・ブーリーの大冒険

本作は『レイダース　失われたアーク』の影響でその後たくさん生み出された冒険活劇映画のひとつですが、脚本のは後に傑作青春映画を数多く生み出すジョン・ヒューズが務めています。

海洋映画というよりは冒険活劇ですが、帆船での戦闘、砲撃シーン、さらに当時37歳のトミー・リー・ジョーンズによる迫力あるアクションも見どころです。

ニューシネマのカウンター的要素を持つ80年代らしく、古典的側面を取り入れたっ古き良き海賊映画を彷彿とさせる作品となっています。

7｜王者の海賊

本作は、1952年に公開された『すべての旗に背いて』のリメイク作。とはいっても、今作も67年公開なので今から見ると古典的ではあります。

しかしその古典的なストーリーや色使い、舞台のような戦闘シーンは現代には出せない味を持っており、今見ても楽しめる作品です。

8｜シー・ホーク

1924年にも映画化された小説「The Sea Hawk」を、当時活劇スターとして人気を博したエロール・フリンを主演に再び映画化。

脚本は『ロビンフッドの冒険』のシートン・Ｉ・ミラーとハワード・コッホが共同執筆、同作からエリック・ウォルフガング・コーンゴールド、ソル・ポリートが撮影・音楽を担当しています。

公開されたときは第二次世界大戦真っただ中なだけに、作中では枢軸国寄りであったスペインに対して抵抗を決意するイングランドが描かれるなど、当時の世相を反映しているところも注目の点です。

9｜海賊ブラッド

先に紹介した作品の5年前に制作された本作。同様にマイケル・カーティスがメガホンを取り、エロール・フリンが主演を務めています。

共演は当時エロールの相手役を多く演じており、『風と共に去りぬ』で知られるオスカー女優のオリヴィア・デ・ハヴィランドが出演。

船上での剣戟アクション、船から火を吹く大砲、船員に指示を出すキャプテン、舞台のような町のセットで繰り広げられる冒険活劇は古典的ながら、今にはない魅力を持つ一作です。

『海賊ブラッド』はアマゾンプライムビデオで配信されています

10｜戦艦デファイアント号の反乱

海洋小説家フランク・ティズリーの小説「反乱」の映画化した本作、『ビスマルク号を撃沈せよ!』のルイス・ギルバートが監督を務めました。

CGのない時代なだけに、帆船の美しさはもちろん、その戦闘も非常に迫力があります。また、人間ドラマもよくできており、感情を激しく表に出すアレックス・ギネスも珍しく見ることができます。