【ハロウィンに見たい】3D・ストップモーションアニメのホラー映画10選！不気味だけど可愛らしい作品

こうゆう映画が見たい！を見つける映画紹介

今回は、「不気味だけど可愛らしいアニメーション・ホラー映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう！

不気味だけど可愛らしいアニメーション・ホラー映画

10月31日と言ったらハロウィン！今や日本でも一大イベントとなっています。仮装して街に繰り出すのもいいですが、部屋の中でハロウィンらしいホラー映画を見るのもアリではないでしょうか？

でもホラー映画と言っても僕のように怖いのが苦手な方もいるはず。ということで今回は、怖いのが苦手な人でも見れる、ちょっと可愛らしさもあるようなアニメのホラー映画を集めました。一人でも家族とでも楽しめる作品ばかりとなっています。

1｜ティム・バートンのコープスブライト

アカデミー賞ノミネート、2005年度ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の長編アニメ賞に輝いた本作は、『シザーズハンド』などのダークでロマンティックな雰囲気を汲むティム・バートンによる監督作。

ロシア民謡をもとにしたストーリーを、ストップモーションの手法で撮影。不気味ながらもユーモアのあるキャラクター達で、不思議と好きになってしまいます。

同時並行で撮影されていた『チャーリーとチョコレート工場』のジョニー・デップが声優を務めるほか、ティム・バートン監督作品の常連であるヘレナ・ボナム＝カーターなど豪華です。

『ティム・バートンのコープスブライド』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

2｜フランケンウィニー

再びティム・バートン監督作です。本作のもとになったのは、同じくバートン監督が1984年に公開した同名の実写短編映画。これをストップモーションアニメとしてちょうへねいが化したものが本作となります。

内容は監督自身の経験をもとにしており、登場する町や人物なども記憶を参考にしているのだとか。2012年公開の映画ですが、原作と同じようにモノクロで描かれた世界は繊細で特有の美しさが光る作品となっています。

『フランケンウィニー』はアマゾンプライムビデオで配信されています

3｜ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

こちらの作品でも、原作・原案・製作としてまたもやティム・バートンが関わっています。『バットマン　リターンズ』を撮影中であったためその多忙さから監督はヘンリー・セリックに託されました。

先に紹介した2作品につながるストップモーション・アニメで、人形とは思えないほどリアルな映像で観客を独特の世界観に引き込み、公開から時間がった今も根強いファンのいる作品です。

”グリンチ”を正反対にしたストーリーを思いついたことがきっかけだという今作は、ファンタジーとホラーが見事に融合しており、不気味ながらもどこかかわいいキャラクター達も見どころです。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』はアマゾンプライムビデオで配信されています

4｜リメンバー・ミー

僕が今までで2番目に号泣した作品です。ホラーなのかはさておき、骸骨のキャラや舞台が11月1日の”死者の日”ということでおすすめに入れさせてもらいました。

今回ピクサーの描く”死者の日”というのは亡くなった人を偲ぶ、日本で言うとお盆のようなもの。悪霊を払うハロウィンとは異なりますが、日程が近く日本では混ぜて楽しむ人もいます。

ピクサーとメキシコ文化の合わさったカラフルで可愛らしい映像で死者の国を楽しめる作品です。また、いたるところでピクサーの他作品のキャラクターが登場しているので、ぜひ探してみてください。

『リメンバー・ミー』はアマゾンプライムビデオで配信されています

5｜コララインとボタンの魔女

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でもメガホンをとったヘンリー・セリックによる作品。ストップモーション・アニメで独特の世界観を創造しています。

その世界観を支えたのは何と日本人。今作のコンセプトアートを担当したのは、日本人イラストレーターの上杉忠弘。映画の肝となる各デザイン、そして監督から依頼されたという日本らしさの見える箇所にも注目。

20万通り以上あるコララインの表情、1週間かかった1分強のシーンなど想像できないほど緻密な映像美はCGに負けないスムーズさでありながら、それにはない魅力が詰まっています。

『コララインとボタンの魔女』はU-NEXTで配信されています

6｜モンスターホテル

『くもりときどきミートボール』などを手掛けたソニー・ピクチャーズアニメーションによる3Dファンタジーアニメ。ドラキュラ、フランケンシュタインなどホラー映画ではおなじみのキャラクターたちが可愛くデフォルメされて登場します。

声優陣はアダム・サンドラーだけでなく、セレーナ・ゴメスも登場と豪華さにも注目。その人気ぶりから、第4作までシリーズ化。

キュートなモンスターたちが大集合し、親離れや子離れといったテーマを含む人間ドラマで家族で見ても楽しめる作品となっています。

『モンスター・ホテル』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

7｜ウォレスとグルミット　野菜畑で大ピンチ！

今作までに複数の短編・中編映画が作られてきたイギリスのクレイアニメシリーズ『ウォレスとグルミット』の初長編映画で、製作には何と5年半が費やされました。

ほかに同監督の有名作と言えば『羊のショーン』などがあげられます。その手作り感あふれる粘度のキャラクターやミニチュアにセットは見ているだけでも楽しめます。

コメディタッチでありながら、人のデザインや巨大化したウサギなどは独特の不気味さもあり作品にメリハリがついている印象。おっとりしたウォレスとクールなグルミットの名コンビの掛け合いも注目です。

『ウォレスとグルミット　野菜畑で大ピンチ！』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

8｜パラノーマン　ブライス・ホローの謎

先に紹介した『コララインとボタンの魔女』を手掛けたライカ・エンターテイメントによる3Dストップモーションアニメ。アニメ界のアカデミー賞ともいわれるアニー賞では、キャラクターアニメーション賞、キャラクターデザイン賞の2部門を受賞しました。

構想に10年、製作に3年を費やした本作。CG技術の発達した現代においても手作りのクレイを用いており、その精巧で繊細な人形が見せる豊の表情は見るものを引き付け、大人でもそのすごさに驚くことでしょう。

真面目に見るとシリアスなストーリーで、おどろおどろしい表現もありますが、クスリと笑えるユーモアがちょうどいい塩梅でちりばめられており、子供も楽しめすような一作です。

『パラノーマン　ブライス・ホローの謎』はアマゾンプライムビデオで配信されています

9｜モンスターハウス

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染み、スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスの黄金コンビによる3Dアニメーション映画。単調な物語でなく、ひねりを効かせて感動作に仕上げる彼らの手腕はさすがです。

日常にある恐怖を繊細に取り上げた今作は、最強コンビによりしっかり作られたホラー映画で、大人でも楽しめる作品。数々の名作と同じように、恐怖に立ち向かう子供たちは見る側もワクワクさせてくれます。

また、モーションキャプチャーで仕上げた3Ⅾ映像は可愛げながらもリアルで、2006年の映画ということを忘れるほど。スティーブ・ブシェミ、キャサリン・オハラなど意外と豪華な声優陣にも注目です。

『モンスター・ハウス』はU-NEXTで配信されています

10｜ウェンデルとワイルド

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』ではティム・バートンと『コララインとボタンの魔女』ではライカとタッグを組んできたヘンリー・セリック。今作では、『NOPE　ノープ』の脚本を手掛けた今勢いのあるジョーダン・ピールと手を組みます。

この二人の融合が見事なオリジナリティを生み出し、ヘンリー・セリックの独特なデザインと世界観、ジョーダン・ピールの癖になる不気味さや気持ち悪さがとても魅力的です。

また、映画内ではトランスジェンダーのキャラクターが自然に登場し、実際のキャスティングでも様々なジェンダーの方が活躍。そういった意味でも現代を代表するアニメーションえいがといえるとおもいます。

『ウェンデルとワイルド』はNetflixで配信されています