こうゆう映画が見たい!を見つける映画紹介
今回は、「ロックバンドの伝記映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう!
ロックバンドの伝記映画
ミュージシャンを題材とした伝記映画は多く作られてきました。
そんな伝記映画の中でも「ロックバンド」、とりわけアップテンポでロックらしいロックバンドを取り上げた作品を特集。彼らはその人生すらロックで破天荒なことが多く、実際のことなのにまるで映画のよう。
伝説的な人たちばかりなので、使用される曲も聞いたことがあるかもしれません。映像とともに音楽も楽しみましょう!
1|ロケットマン
公開年:2019年
製作国:イギリス、アメリカ合衆国
上映時間:121分
監督:デクスター・フレッチャー
出演:タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、リチャード・マッデン、ブライス・ダラス・ハワード、ほか
あらすじ
イギリス郊外で暮らす少年レジナルド・ドワイト。彼の両親は不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。のちに「エルトン・ジョン」と名を名乗り音楽活動を始めた彼はバーニーとの運命的な出会いをするが…
グラミー賞を5度も受賞した世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。誰もが想像するスターへの階段を一気に駆け上がった一方で、家族との関係や性的嗜好など多くの苦悩を抱えた彼の半生を描き出します。
多くの人が一度は聞いたことのある彼の名前。そして彼の送り出してきた数々のヒット曲に乗せてミュージカルシーンも交えながら進む映画は、暗いパートもありますがノリノリになれること間違いなし。また音楽だけでなく、彼の波乱万丈の人生や揺れ動く気持など繊細に映されており、奥深く楽しめます。
本作は、日本でも大人気となった『ボヘミアン・ラプソディ』を作り上げたデクスター・フレッチャー監督がメガホンをとっています。また吹き替えなしで歌唱シーンを撮影したタロン・エガードンにも注目です。
『ロケットマン』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています
2|ランナウェイズ
公開年:2010年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:109分
監督:フローリア・シジスモンディ
出演:クリステン・スチュワート、ダコタ・ファニング、マイケル・シャノン、ステラ・メイヴ、 スカウト・テイラー=コンプトン、ほか
あらすじ
1975年のLA、ロック好きの少女ジョーンは音楽プロデューサーに売り込み、少女だけのロックバンドを結成。日本で人気が爆発するが、リードボーカルのシェリーの乱れた私生活の影響でバンド活動が困難になっていく。
1970年代後半のたった数年しか活動していない伝説的ロックバンド”ザ・ランナウェイズ”。デビュー当時の平均年齢はなんと16歳で、ガールズ・ロックバンドの草分け的存在です。
子供時代から子役として大活躍のダコタ・ファニングが、ボーカルのシャリーを体当たりで演技。また、『トワイライト』シリーズで有名なクリステン・スチュワートはロックの殿堂入りを果たしたジョーン・ジェット役。
日本公演では、下着のような大胆な姿で登場し話題に。この日本公演をきっかけに人気が爆発、しかしスキャンダルの多いこのバンドはすぐに解散してしまいます。その裏側を明るみに出してくれる貴重な一作です。
『ランナウェイズ』はアマゾンプライムビデオで配信されています
3|ザ・ダート:モトリー・クルー自伝
公開年:2019年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:108分
監督:ジェフ・トレメイン
出演:ダグラス・ブース、イワン・リオン、コルソン・ベイカー、ダニエル・ウェバー、ほか
あらすじ
悲惨ともいえる子供時代を送ったニッキー・シックス。やがてロスでベーシストとして活動をはじめ、レストランで出会ったドラマーのトミー・リーと意気投合。ミック・マーズやビンス・ニールらが参加し「モトリー・クルー」を結成。瞬く間にスターダムを駆け上がっていくのだが…
同名の自叙伝を原作として映画化。高い音楽性から一躍スターダムへのし上がった一方、アルコールやドラッグ、事件事故など数多くのスキャンダルで悪名高い”モトリー・クルー”。1981年から2015年まで活動した歴史の長いバンドです。
そんな長い歴史の中でも、本作で特に丁寧に描かれているのが80年代付近。どうしたって感情移入できないようなハチャメチャなことばかりで、ほとんどハイな状態。演じる役者も力が入っており、迫真の演技を見ることができます。
また今作では、監修として実際にバンドメンバーの4人が参加。リアリティのある当時の雰囲気を感じながら彼らだけの知るような、さらけ出したような内容はファンはもちろんのこと、知らない人でも楽しめるほどぶっ飛んでます。
『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』はNetflixで配信しています
4|シド・アンド・ナンシー
公開年:1986年
製作国:イギリス
上映時間:112分
監督:アレックス・コックス
出演:ゲイリー・オールドマン、クロエ・ウェッブ、ドリュー・スコフィールド、ほか
あらすじ
1977年、セックス・ピストルズのベーシストであるシドは、ロンドンでアメリカ人女性のナンシーと出会う。シドとナンシーは恋に落ちるが、二人はドラッグに依存するようになり破滅的な生活を送るようになってしまう。
王室、政府、企業などを攻撃するような反体制派が特徴的な、英国の伝説的パンク・ロック・バンド”セックスピストルズ”。短い活動期間ながらも、後の音楽界やファッション業界にも大きな影響を与え、2006年にはロックの殿堂入り、「歴史上、最も偉大な100組のアーティスト」にも選出されました。
本作が描くのは、セックスピストルズのベーシストであるシド・ヴィシャス。21歳という若さでこの世を去った彼と、その恋人ナンシーの破滅的な恋を『レポマン』のアレックス・コックスが映画化しました。
とげとげしくパンキッシュなシドを演じるのは、第90回アカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン。大幅な減量を行い、徹底した役作りで熱演しています。英国生まれのパンクロックを存分に楽しめる作品です。
『シド・アンド・ナンシー』はU-NEXTで配信されています
5|コントロール
公開年:2007年
製作国:
上映時間:119分イギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、日本
監督:アントン・コービン
出演:サム・ライリー、サマンサ・モートン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ジョー・アンダーソン、ほか
あらすじ
イングランド北東部のある田舎町。19歳のイアンは恋人デボラと結婚し家庭を築く。イアンは地元で働きながら、バンド活動も行っていた。しかし、ロンドンで初めてのライブでイアンは原因不明の発作を起こしてしまう。
U2、デヴィッドボウイなど、数々の名だたるアーティストの写真やミュージックビデオをとってきたアントン・コービンの初監督作。前編モノクロで撮影された本作は、当時の雰囲気を感じることができ、伝記映画ながらも写真家ならではの絵の美しさで芸術性すらあります。
若くして自ら命を絶ったジョイ・ディビジョンの伝説的ボーカリスト”イアン・カーティス”。彼を演じるサム・ライリーは自身も本格的なバンド活動を行っており、オーディションではキリアン・マーフィやイライジャ・ウッドなどを押しのけて役を勝ち取りました。
ビデをカメラなども普及していない時代のアーティストで、資料も少ない中の役作り。普段の姿はイアンとはかなり違いますが、映画内では非常によく似ています。監督はインタビューでイアンとサムの性格や境遇なども似ていたと話していました。
『コントロール』はアマゾンプライムビデオで配信されています
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