【奇妙・異常すぎる?】超シュールなコメディ映画おすすめ7選

シュール特集・アイキャッチ おすすめコメディ映画
(C)2013 EP Frank Limited, Channel Four Television Corporation and the British Film Institute

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今回は、「奇妙?異常?すぎる超シュールなコメディ映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう!

超シュールなコメディ映画

あまりに日常からかけ離れた異常な状態や、奇妙すぎる出来事の中で映画内の本人たちはいたってまじめで、至極当然なように描かれるとき感じるシュールというもの。
決してコメディとして作られていなくてもなぜかにやけてしまう、そんな映画を集めてみました。

1|スイス・アーミー・マン

スイス・アーミー・マン
(C)2016 Ironworks Productions, LLC.

公開年:2016年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:97分
監督:ダニエル・シャイナード、ダニエル・クワン
出演:ポール・ダノ、ダニエル・ラドクリフ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ほか

あらすじ

遭難し、一人無人島にたどり着いてしまったハンクは自殺しようとするが、漂着した男性の遺体を発見。彼はメニーと名付けた遺体の男性に話しかけ、その不思議な力で救われていくことになる。

知らぬ人はいないほど有名な”ハリー・ポッター”でお馴染み、ダニエル・ラドクリフがなんと死体役で出演。彼の”ハリポ”胃のイメージ払拭に対する努力は目を見張るものがあります。
対して生きている男の方は、数々の名作に出演しているポール・ダノ。延々としたい相手に話しかけるという類を見ない演技をこなす様子はさすがとしか言いようがありません。

多機能ナイフで有名な”スイス・アーミー・ナイフ”をもじった本作のタイトルはまさに的を得ており、多機能な男が登場。そもそも死体を連れまわすというヤバめなプロットですが、その死体が見せる機能性を使いこなす姿はあまりにシュールで笑ってしまいます。

超くだらないことがたくさんありますが、そのくだらなさに感動してしまうという不思議さ。カルト的人気のある本作はまさにシュールで完成されたコメディ映画です。

『スイス・アーミー・マン』はU-NEXTで配信されています

2|ライフ・アフター・ベス

ライフ・アフター・ベス
(C)2014 LIFE AFTER BETH, LLC All Rights Reserved.

公開年:2014年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:89分
監督:ジェフ・ベイナ
出演:デイン・デハーン、オーブリー・プラザ、ジョン・C・ライリー、モリー・シャノン、ほか

あらすじ

ザックは恋人のベスを亡くし悲しみに暮れていた。ある日、ベスは墓の中から這い出てきたことを知る。彼女の生前別れを考えていたザックだったが、今度は決して話すまいと決心するのだが…

お次の映画はゾンビの彼女。超イケメンなデイン・デハーン演じるザックはゾンビになった彼女をいとも普通に扱います、が次第に狂暴化し体の腐れていくベス。それでも普通に接しようとする姿は非常にシュールです。

そんなベスを演じるのは人気コメディ女優のオードリー・プラザ。生と死のはざまにいる人間の微妙なニュアンスを見事に演じ切っています。デイン・デハーンも繊細な演技を見せてくれ、彼の切ない表情はなかなかに映画では効果的です。

奇抜な設定ですが、本質はすれ違う恋人たちという以外にも王道なストーリー。それでも設定の影響力のせいで否が応でも素晴らしく個性的な作品となっています。

『ライフ・アフター・ベス』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

3|キラー・メイズ

キラー・メイズ
(C)Dave Made An LLC. All Rights Reserved.

公開年:2017年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:80分
監督:ビル・ワッターソン
出演:ニック・スーン、ミーラ・ロフィット・カンブハニ、ジェームズ・アーバニアク、ステファニー・オーフィン、ほか

あらすじ

さえない芸術家デイブが突然作り始めた段ボールの迷路。いつかしかそれは成長し、その中に入ったデイブは出られなくなってしまう。それを見つけた恋人は友人を呼び救出しようとするのだが…

ダンボール製の殺人迷路を巡って繰り広げられる騒動を描き、2017年シッチェス映画祭ニュービジョン・ワン/プラス部門で最優秀作品賞を受賞したファンタジーホラー。

とはいっても映画内では、通常ならとてつもなくグロくなってしまうようなシーンが、なんともファンシーな表現で表され、とてもシュールでニヤけてしまうような映画。一種のコメディと言ってもいいくらいです。

本作の”デイブの想像力で成長する迷路”は面白いアイデアがたくさん。段ボールで作られた手作り感満載のデザインはかわいらしく、独特の魅力がある作品です。

『キラー・メイズ』はU-NEXTで配信されています

4|デッド・ドント・ダイ

デッド・ドント・ダイ
(C)2019 Image Eleven Productions,Inc.
All Rights Reserved. 

公開年:2019年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:104分
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、クロエ・セヴェニー、ティルダ・ウィンストン、ほか

あらすじ

アメリカの田舎町“センターヴィル”のダイナーで起きた変死事件。町の警察署で働くロバートソン署長とピーターソン巡査が調査に向かったが、その事件を皮切りに町はゾンビで溢れ返ってしまう。ふたりは、住人たちと協力し、ゾンビに立ち向かう。

米インディーズ映画の代表的ともいえるジム・ジャームッシュ監督によるゾンビ映画。B・マーレイ、A・ドライバー、T・ウィンストンなどの有名俳優らの肩の力の抜けたような演技は映画全体にアンニュイな雰囲気を与え、このゾンビ映画に不思議なシュールさを出しています。

また登場するゾンビは生前になじみのあることに執着するという設定。コーヒーやWiFiを探し求めてさまようゾンビは今まで見たことがありません。そンなゾンビや癖のあるキャラを演じるのもかなりの有名人たち。イギー・ポップ、RZA、さらにセレーナ・ゴメスなども登場。

低体温な俳優たちの演技で、癖になる雰囲気の不思議なゾンビ映画となっています。

『デッド・ドント・ダイ』はU-NEXTで配信されています

5|FRANK フランク

フランク
(C)2013 EP Frank Limited,
Channel Four Television Corporation
and the British Film Institute

公開年:2014年
製作国:アイルランド、イギリス
上映時間:95分
監督:レニー・エイブラハムソン
出演:マイケル・ファスベンダー、ドーナル・グリーソン、マギー・ギレンホール、スクート・マクネイリー、ほか

あらすじ

ミュージシャンを夢見る青年ジョンは、キーボード操作として助っ人であるバンドに飛び入り参加。そのバンドのリーダーであるフランクは、常に巨大な被り物をしている風変わりな男。ジョンは次第にフランクの魅力にひかれていく。

『それでも夜は明ける』などで高く評価された実力派俳優マイケル・ファスベンダーが映画内のほとんどをマスクをして過ごすという怪作。そのマスクマンがリーダーのバンドのメンバーは彼を普通に扱い、そこに入ってきたジョンとの温度差は面白さがあります。

イギリスの美しい景色にぽつんとでかい被り物。そのビジュアルは非常に印象的ですが、この映画の魅力はそれだけではありません。一筋縄では終わらない物語や、作り上げられた登場人物たちの音楽や才能はまさに絶妙な出来。

共感する人も多いテーマを含む、奇妙な人たちをおかしくも切ない落ち着いたコメディ。イギリスならではの雰囲気が包む興味深い一作です。

『FRANK フランク』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています

6|アナと世界の終わり

アナと世界の終わり
(C)2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.

公開年:2018年
製作国:アメリカ合衆国、イギリス
上映時間:98分
監督:ジョン・マクフェール
出演:エラ・ハント、マルコム・カミング、サラ・スワイヤー、クリストファー・ルヴォー、ほか

あらすじ

イギリスの高校生アナは、自分の住む田舎町にうんざり。オーストラリアへの旅行を夢見てバイトに励む日々。ある朝、いつも通り学校へ行こうと外へ出るとそこには全く違う世界が広がっていた。

ゾンビ映画×ミュージカルというこれまでになく斬新なジャンルを切り開いた本作。その奇跡的な融合に、評論家も好意的で数々の映画祭でも賞を受賞しています。

序盤は主人公のアナが日々の生活を歌う青春ミュージカルのようですが、世界が一変してからもその姿勢は変わらず。ゾンビのあふれかえる世界を背景に笑顔で歌うちぐはぐな感じが中毒的です。

また劇中で登場する金髪ショートのサラ・スワイヤーは本作の振り付けも担当。かわいらしくシュール、唯一無二の魅力を放つ作品です。

『アナと世界の終わり』はU-NEXTで配信されています

7|ハッピーボイス・キラー

ハッピーボイスキラー
(C)2014 SERIAL KILLER, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

公開年:2014年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:104分
監督:マルジャン・サトラピ
出演:ライアン・レイノルズ、ジェマ・アータートン、アナ・ケンドリック、ジャッキー・ウィーヴァー、ほか

あらすじ

バスタブ工場に勤め冴えない日常を送る青年ジェリー。彼は職場の女性に思いを寄せており、精神科医の助言を得て彼女に近づくが、デートをすっぽかされてしまう。それをきっかけに殺人事件へ発展、さらにペットに話しかけられ思わぬ事態へ突き進む。

『ペルセポリス』『チキンとプラム』などで独特の世界観を作り上げたイランの監督マルジャン・サトラピによるホラーコメディ。そんな彼女特有のポップな雰囲気で描くサイコキラーは、スプラッターながらも気軽に見れる感じです。

どこまでもポップな本作の後味はよく、通常のホラーやサイコキラー系映画では目も当てられないようなシーンもかわいらしく不思議な気持ちに。当たり前のように話しかけてくれるペットたちもリアルな見た目で奇妙とキュートの狭間といった感じ。

日本でも大人気のライアン・レイノルズ、アナ・ケンドリック、ジェマ・アータートンで送るとんでもない男によるとんでもない騒動は一見の価値あるです。

『ハッピーボイス・キラー』はU-NEXTで配信されています

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