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今回は、「ドタバタ珍道中な2000年代のロードムービー・ロードトリップコメディ映画」を紹介、それではさっそく行ってみましょう!
ロードトリップコメディ映画
数あるコメディ映画の中にあるのが、ロードトリップで繰り広げられるコメディ映画。色々な場所へ行き、色々な人に出会う飽きの来ない笑いはロードムービーならではです。
また何かを探し求める旅や、逃避行は登場人物の人生を見つめなおし、笑いだけでなくちょっとした感動まで届けてくれます。
今回はそんなロードムービーの中でもドタバタ珍道中の笑いを届けてくれる2000年代の映画を集めてみました。
1|ロード・トリップ
公開年:2000年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:93分
監督:トッド・フィリップス
出演:ブレッキン・メイヤー、ショーン・ウィリアム・スコット、エイミー・スマート、パウロ・コスタンゾ、DJクオールズ、ほか
あらすじ
恋人同士のジョシュとティファニーは、大学進学を機にニューヨークとテキサスで離れ離れに。そんな二人はビデオレターを送り合い合いを確かめていたが、助手の浮気ビデオが間違って送られる事態に。悪友3人とテキサスまで取り戻しに行くが始まる。
悪友同士の本音でのぶつかり合う会話は等身大で描かれており、大げさながらもその雰囲気に共感する人も多いはず。
また、主人公たちの成長もたっぷりのユーモアと色気で青春コメディの醍醐味を味わうことができます。
本作は、『ゴーストバスターズ』でもメガホンをとったトッド・フィリップスによる笑いが連続の青春ロードトリップ。彼の大学に対する熱い愛情が見れます。
キュートで魅力的なエイミー・スマートや、笑いの嵐を巻き起こすトム・グリーン、親離れや童貞喪失を見事に演じるDJクオールズなど、個性豊かな仲間たちにも注目です。
『ロード・トリップ』はアマゾンプライムビデオで配信されています
2|RV
公開年:2006年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:99分
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:ロビン・ウィリアムズ、シェリル・ハインズ、ジョジョ、ジョシュ・ハッチャーソン、ほか
あらすじ
ビジネスマンのボブはバラバラの家族をまとめるためハワイ旅行を計画中。しかし、上司の命令でコロラドへ行く破目に。そこで彼は、キャンピングカーでのコロラド旅行を家族に提案することに。
ロビン・ウィリアムズ主演、息子役には『ハンガー・ゲーム』のジョシュ・ハッチャーソン、そして『メン・イン・ブラック』のバリー・ソネンフェルドが監督のコメディ映画です。
仕事も家庭も頑張るパパが家族のためにRV車を借りて旅に、でも起こるのはトラブルばかりと、落ち込むような出来事ですが、めげないパパの姿は逆に元気をもらえます。
そしてなんといっても、ロビン・ウィリアムズの演技が秀逸です。ドタバタコメディながら、丁寧にお父さん像を描き、笑いと感動を届けてくれるのは彼ならでは。
家族で見ても楽しめる温かいコメディ映画です。
『RV』はアマゾンプライムビデオで配信されています
3|Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
公開年:2007年
製作国:イギリス、フランス、アメリカ合衆国、ドイツ
上映時間:90分
監督:スティーブ・ベンデラック
出演:ローワン・アトキンソン、エマ・ドゥ・コーヌ、ウィリアム・デフォー、カレル・ローデン、ほか
あらすじ
教会のくじ引きで南フランス旅行が当たったビーン。ちょうど映画祭が開催されるカンヌを目指し、イギリスからフランスへ。しかし、同じくカンヌへ向かう映画監督の息子と駅に取り残されてしまい、さらに誘拐の容疑がかけられてしまう。
古今東西大人気のMr.ビーン。一作目の映画からなんと10年越しに作られた二作目の映画です。
大騒動をフランスで繰り広げるビーン、シリーズ最大のスケールでいつも通りお騒がせまくる様は子供から大人まで気軽に楽しめます。
これまでにないジョークやギャグもたっぷり。映画祭に向かうこともあってみたことありげな撮影現場なども見どころです。
また、今はすっかり大物俳優のウィリアム・デフォーも出演。残念なことに、これがビーン最後の作品ですのでたっぷり楽しみましょう。
『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』はU-NEXTとアマゾンプライムで配信されています
4|WILD HOGS/団塊ボーイズ
公開年:2007年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:99分
監督:ウォルト・ベッカー
出演:ティム・アレン、ジョン・トラボルタ、マーティン・ローレンス、ウィリアム・H・メイシー、ほか
あらすじ
妻に逃げられたウディ、中年腹に悩むダグ、家では粗大ゴミ扱いされているボビー、恋に見放されているパソコンおたくのダドリー。全てを捨てて彼らはハーレーにまたがり、自由気ままな旅に出る。
中年の危機を迎えさえない日常を送る男たち。行き詰った人生を変えようと、勇ましいハーレーにまたがりアメリカを横断する姿はまさに原題の通り「Wild Hogs」(野性的な豚)。このプロット、そして4人のたたずまいだけで面白いです。
今までバイクなんて乗ったこともないようなおじさんたちの旅が順調なはずもなく、各地で巻き起こるドタバタ。しかし過激な下ネタなどは少なく、だれでも楽しめる内容となっています。
登場する大物はジョン・トラボルタ含む4人だけでなく、レイ・リオッタ、マリサ・トメイ、そして『イージー・ライダー』のピーター・フォンダまで出演しています。
あてもなく旅に出たくなる、そして人生を明るくしてくれる一作です。
『WILD HOGS/団塊ボーイズ』はアマゾンプライムビデオで配信されています
5|ユーロトリップ
公開年:2004年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:93分
監督:ジェフ・シェイファー
出演:スコット・ミシュロウィック、ジェイコブ・ピッツ、ミシェル・トラクテンバーグ、トラヴィス・ウェスター、ほか
あらすじ
アメリカで暮らすスコットは、ガールフレンドに振られドイツ人のメル友マイクに八つ当たり。絶交してしまうが、男だと思っていたマイクはミーカという女の子だったと知り、慌てて謝罪メールを送るも拒否される。以来、ミーカのことが気になってしまうスコットは、悪友とともに彼女が暮らすベルリンへと向かう。
アメリカ人によるジョーク、お色気何でもありのヨーロッパ珍道中。アメリカ横断などはよく見ますが、ヨーロッパでのロード・トリップコメディとなかなか珍しい作品。
他の国をよく知らないアメリカ人の若者が、異国の文化に触れるのは見ていて面白いです。予告だけでも笑ってしまうような馬鹿さ加減で、本編も頭からっぽで楽しめます。
また、変わり果ててぱっと見だれかわからないパンクなマット・デイモンも登場。開放感あふれるロードトリップ映画となっています。
『ユーロトリップ』はアマゾンプライムビデオで配信されています
6|ラットレース
公開年:2001年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:112分
監督:ジェリー・ザッカー
出演:ローワン・アトキンソン、キューバ・グッディング・ジュニア、ウーピー・ゴールドバーグ、ジョン・クリーズ、セス・グリーン、ほか
あらすじ
奇妙なコインを手にホテルに集められた6人。そんな彼らに大富豪のドナルド・シンクレアは突然賞金200万ドルのレース開催を宣言。こうしてなんでもありのレースが始まったのだ。
『ビーン』のローワン・アトキンソンと『天使にラブ・ソングを』のウーピー・ゴールドバーグ、“モンティパイソン”のジョン・クリースというコメディの大スターたちに、数々の笑いを届けたコメディ界の帝王ジェリー・ザッカーによるドタバタロードトリップ。
そんな彼らによるルール無用のレース。ただ一つの目的のためにひたすら競争する様は、ストーリーそっちのけでコメディ俳優たちをめでるためにあるかのよう。
またラスベガスからニューメキシコまでのレースなので、広大な砂漠が広がる西海岸の様子が細かく描写されており、その大自然の余韻にも浸れる映画です。
7|ロード・トリップ パパは誰にも止められない
公開年:2008年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:83分
監督:ロジャー・カンプル
出演:マーティ・ローレンス、レイヴン・シモーネ、キム・ホイットリー、エシャヤ・ドレイパー、ほか
あらすじ
娘メラニーを溺愛する警察署長のジェームズは、彼女が家から遠く離れた大学へ行くことに猛反対。それでも親離れしたいメラニーは何があっても入学試験を受けると宣言。仕方なくジェームズは自ら彼女を連れていき道中で説得を試みる。
ほっこりハートウォーミングなディズニー製コメディ映画。やりすぎなお父さんも娘への愛情があふれ出ているので見ていて優しい笑いが出てきます。
そんな親ばかを演じるのは、『バッドボーイズ』でお馴染みのマーティ・ローレンス。彼のコミカルな演技は誰かと話してるだけで面白く可愛いくもあります。
旅先で出会うさらにヤバい親子や、かわいい本物の子豚ちゃんなどディズニーらしい誰でも楽しめてちょっとグッとくる、全米興収ランキングで初登場2位に飛び込んだスマッシュ・ヒット作です。
8|ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲
公開年:2001年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:105分
監督:ケヴィン・スミス
出演:ベン・アフレック、シャノン・エリザベス、ウィル・フェレル、ジェイソン・リー、ジェイソン・ミューズ、クリス・ロック、ケヴィン・スミス、ほか
あらすじ
田舎町の麻薬の売人ジェイとボブは、自分たちをモデルにした漫画が映画化されると知り大激怒。その映画をぶち壊そうと二人はハリウッドを目指すが、その道中には災難が待ち受けていた。
ケヴィン・スミス監督のデビュー作『クラークス』から登場し、人気となった二人組ジェイ&サイレントボブ。いつも同じコンビニの前で麻薬を売ってるおかしな二人組を主役に置いたブラックコメディとなっています。
そんな二人のほかにも、ケヴィン・スミス作品から多くの常連たちが出演しているのは見どころ。ベン・アフレックやマット・デイモン、ほかにも多数有名人がカメオ出演しているので、それを探すのも一つの楽しみです。
さらに俳優陣や各作品についての自虐ネタやオマージュ、パロディも盛りだくさんでお祭り状態。知ってるネタもどこかにあるはず。まるで一種のご褒美のような作品になっています。
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』はアマゾンプライムビデオで配信されています
9|ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
公開年:2006年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:84分
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・デイヴィシャン、ほか
あらすじ
カザフスタン国営TVのレポーター、ボラットは、祖国カザフスタンの発展のため米文化を学ぼうとプロデューサーのアザマートと渡米。さまざまなアメリカ人と出会い取材していく中で、とんでもない騒動を起こしていく。
フィクションをドキュメンタリー風に見せる”モキュメンタリー”形式のコメディ映画です。映画内ではカザフスタンのジャーナリストになりすまし、わざと嫌な言動で騒動を起こしていきます。
一部は俳優を使った芝居もありますが、そのほとんどは映画の撮影と知らない実際の人々にインタビューをしており、映画内のもめごとはリアルそのものとなっています。
そのため、映画の枠を超えて訴訟までされたり、カザフスタンと険悪になったりとしていますが、アメリカ人の生活が皮肉たっぷりに描かれアカデミー脚本賞にノミネートされ続編も製作されています。
かなりきわどい内容で、笑いながらもひりひりとした緊張感を味わえる面白い映画です。
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』はアマゾンプライムビデオで配信されています
10|セックス・ドライブ
公開年:2008年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:108分
監督:ショーン・アンダース
出演:ジョシュ・ザッカーマン、アマンダ・クルー、クラーク・デューク、セス・グリーン、ジェームズ・マースデン、ほか
あらすじ
ネットで彼女探しをする18歳のイアン。控えめな性格だがネット上では強がり、そんな彼と会いたいという女性が出現。イアンは友達と一緒に兄からパクった69年型ポンティアックGTOで、彼女のいるテネシー州へ向かうことにした。
内気な青年の親友はなぜかモテるぽっちゃり、そして兄は同性愛嫌悪の典型的に嫌なマッチョ。それだけでも強烈ですが、道中で出会うのはもっと癖の強い人ばかり。まだ見ぬ世界を知るのもロードトリップならではです。
童貞を捨てるため、出会い系であった女の子にはるばる800マイル旅をするというロードムービー。題名が題名なだけあって、当然下ネタ全開ですが全力でアホなことをし、その振り切った感じは青春を感じ爽快感すらあります。
セス・グリーンやジェームス・マースデンもいい味出してる役で登場、コメディメイカーのショーン・アンダース監督作です。
『セックス・ドライブ』はアマゾンプライムビデオで配信されています
11|ジョンソン一家のババババケーション
公開年:2004年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:97分
監督:クリストファー・アースキン
出演:セドリック・ジ・エンターテイナー、ヴァネッサ・ウィリアムス、バウ・ワウ、ソランジュ・ノウルズ、ギャビー・ソレイユ、ほか
あらすじ
カリフォルニアに住む5人家族のジョンソン一家は個性派揃い。そんな一家はある日、ミズーリ州にある父親の実家へ車で里帰りの旅に出発することになる。だがその先には、暴走トラックとのカーチェイスやアブナいヒッチハイカーなど、さまざまなトラブルが彼らを待ち受けていた…。
この手のファミリーロードムービーでは珍しく、なんと別居状態からのスタート。しかもかなり癖のある家族が繰り広げるドタバタは面白いです。
そんな家族を演じるのも意外と豪華、父親は数多くの映画に出演するコメディ俳優のセドリック、母はR&Bの歌姫ヴァネッサ・ウィリアムス、長女はあのビヨンセの妹であるソランジュ、そして息子は『ワイスピ3』でお馴染みバウ・ワウ。
そんな彼らのパフォーマンスは最高です。また道中では『激突』や『ヒッチャー』を思い出すシーンなどのパロディも。見どころたくさんのロードムービーです。
『ジョンソン一家のババババケーション』はアマゾンプライムビデオで配信されています
12|joe dirt
公開年:2001年
製作国:アメリカ合衆国
上映時間:91分
監督:デニー・ゴードン
出演:デビッド・スペード、デニス・ミラー、ブリタニー・ダニエル、クリストファー・ウォーケン、ほか
あらすじ
ロスのラジオ局で清掃員をしているジョー。彼は決していいとは言えない生い立ちを語り、家族を探すことを決意。かくして彼の人探しの珍道中がはじまった。
非常に認知度の低い本作で、批評家たちからの評価は低いですが、実はカルト的な人気があり興行収入も製作費の倍。続編も作られている作品です。
悲惨な幼少期を過ごし、現在は社会的弱者ともいえるような状況。そんな時でも明るく優しい彼を見てると元気がもらえます。
そして家族探しの旅でありながら、探す道中で出会う人々と親しくなりまるで家族のようになっていく様は王道ながらも少しぐっと来てしまいます。
底抜けに明るい主人公とおおらかなコメディタッチで気持ちの明るくなる一作です。
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